TRANSIT NOTES

最近ハマッているフォールディング
バイシクルでブラブラした時の写真です。


2001/07/05〜06 - TRANSIT NOTE.38
東京都なのになぜ伊豆大島? from 伊豆大島
1泊2日で伊豆大島を走り回ることにしました。
梅雨時期なので天候が心配でしたが、なんとか大丈夫でした。
JR横須賀線で久里浜駅まで輪行し、久里浜港フェリーターミナルまできました。ここから高速船ふじに乗って伊豆大島「岡田港」に移動します。

おがのお気に入りパシフィック18です。そろそろ購入して1年になります。

最近は1回の走行距離が長くなってきたので携帯用のインフレータが手放せません。一度ボンベ式のものを購入したことがあるんですけれど、やっぱり圧力ゲージ付の手動タイプが気に入ってます。

方向音痴なのでGPSを使います。GARMIN社製eTrex Legend日本語版を購入しました。実はコレ2つめのハンディGPSなんですけど、最初に購入した腕時計式GPS「カ○オ サテラナビ」は自転車のスピードでは衛星をロックできず使い物になりませんでした。またバッテリーの時間もカタログスペックで70分しか持たないのでトラックログも取れません。それに比べ、eTrexシリーズは衛星のロック性能もよく、電池も1日くらいならば持ちます。お勧めです。

リアバッグはジャックウルフスキンからファーストエイドちっくなものに変更。防水スプレーで撥水し、中には自転車と人間の修理セット、使い捨てコンタクト、乾電池などが入っています。

そろそろ船がきます。高速船なので、フェリーと違い輪行バッグに入れる必要があるのですが、この日は平日で客と荷物が少ないそうで畳めないタイプの自転車は、そのまま載せていただきました。ラッキー。

来た来た! 出発だー! 船に乗っている時間は「9:35 〜 11:05 = 90分」です。

おー、着いた! 海がきれいだぁ!!

高速船ふじ。久里浜港 〜 岡田港は「\6,300(往復)」です。夏以外の時期はもう少し安いです。

ターミナルに行ってみよう。

ターミナルでは島のマップなど、パンフレットがもらえます。

すでに昼なので近くの食堂で昼食を取ることにしました。

ベッコウ丼ってのを頼みました。何の魚か忘れましたが、ようはヅケ丼みたいです。

昼食も取ったし、アミノバイタルプロも飲んだし、準備OKだ〜って早速上り坂かい!

走り始めてしばらく行くと仲間の一人がパンク。実はこのスピードプロ、本日2回目のパンクなんです。いやな予感が・・・

パンクも直って出発! まだこの時点ではぜんぜん元気。

すいすい進みます。時々、橋やトンネルがあったりしていい感じです。


快調だー!

椿トンネルってとこにきました。

時期がよければ椿の花でトンネルが出来てとてもきれいだと思います。残念。

でかい切り株。横に立っている人は会社の先輩で身長が3mあるんですけど、切り株はこのサイズ。まさか椿の木?

坂が続くよどこまでも〜♪

でもまだ元気!

大島公園ってとこに着きました。ここには動物園(?)や椿園ってのがあります。あちこちの木には台湾リスがいっぱいいて怪しい雰囲気です。

これが椿園の入り口。入り口の門は開いていたんですけど。


平日だったせいか中の建物には人の気配がありませんでした。


ここで7人いたメンバーが2チームに分かれました。1チームは大島1周チーム。もうひとつは大島温泉ホテルへの登山チームです。

おがはもちろん1周チームです。がんばるぞー。実は岡田港から時計回りに大島を回った場合、一番つらいのがここ(椿園の先) 〜 波浮港までの道です。もう、ひたすら登り坂で、約1時間くらいは押し続けました。(>_<)

坂を登りつづけていると、巨大な火山岩を発見。こんなのが飛んできたらたまったもんじゃないなぁ。

ん?、これは何だ? 溶岩が流れたあとかな?

あ〜、きついけどいい天気になってよかった。

しかしダウ〜ン。ここの恐ろしいところは、上り坂を登りきったと思いきや、カーブを曲がった先にまた登り・・・これを数十回繰り返すと気力が・・・

しかも、この辺ってこんな景色ばっかり・・・

なんだこの土管は? たぶんこれは火山弾をしのぐための非難土管だと思います。ちがうかな?

車のタイヤのあとがある。あの先にはもしかして砂漠があるのか?

ああ! 大島大砂漠って書いてある! これが砂漠? らくだは? サソリは?

峠を押し続けて登ることおよそ1時間。やっとくだりが始まるぞ!

ものすごいスピードで下り始めます。この時の最高速度は約60km!! パシフィックのハンドルがブレます。耐えろパシフィック。

おおー、景色が流れていく。サイコー!

大島のパンフレットには必ず(?)書いてある「筆島」です。おもしろい。

なんであんな場所にあんな岩があるんだろう。

いい景色やなぁ。

波浮に着きました。長い階段を自転車を担いで降りていきます。

伊豆の踊り子で有名な旅館らしいです。

波浮港です。ここにはおがの「叔父さん」がいます。家の場所聞いとけばよかった。

波浮港から少し進むと「くさや工場(?)」があってものすごいスメルが漂ってきました。これは本当にすごい。

波浮から南の方角をみると伊豆七島が見えます。あれは何島かな?

もいっこ見えます。

波浮港の近くにある砂浜

なかなか良い波がきてます。

時間がないので先を急ぎます。みんな峠で消耗しきってしまい、口数が減ってます。

ぬぉ! 地層切断面に到着しました。すげー。

圧倒的なサイズに自然の力を感じます。スゲースゲー。こうゆうのがいいんです。写真や文章では伝えられないこと、感じられないことはたくさんあって。でもそれは目にすれば簡単に感じられる。やっぱ実際に見るのがいい。

この後「元町」に到着。夕食に間に合わない可能性が出てきた為に、タクシー屋さんの敷地に自転車を置かせていただいて、タクシーに乗って山の中腹にある「大島温泉ホテル」に移動しました。

やっと着いた。夕飯にもセーフ! 夕食は椿油でいろいろと揚げて食べる「椿フォンデュ」でした。おいしー。

7/6 - 2日目
足の疲れはあまりありませんが、上半身の疲れが取れてません。でも今日は走行距離は約10km弱だし、峠もほとんどありません。
ホテルの窓からの風景です。霧って言うよりも、雲の中にいるんだろうなぁ。

やっぱ雲だよねぇ。あれは。

朝食をとった後、新火口ってところにきました。ここは昔、車道があったそうなんですけど、何年か前の噴火で溶岩が噴出して道がなくなってしまったそうです。


これも新火口のひとつ。今は草木が生えています。


ズンズン進む寮のおっちゃん。

これまた新火口のひとつ

タクシー屋で自転車を回収し、再び元町にやってきました。※岡田港って書いてあるのは本日のフェリーの発着場所です。

元町港からも伊豆七島の一つが見えます。今日は昨日よりも天気がいいです。っていうか晴れてます。焼けるぞぉ。

伊豆の方も見えてます。でも潮流の影響で泳いでわたることは出来ないそうです。だから昔罪人を大島に流したそうですよ。(タクシーのおっちゃんの受け売り)

今回の「なんだこりゃ?」。 ブイかなぁ? でかいなぁ。

貝のミュージアム「」ぱれ・らめーる」にきました。ここには珍しい貝が展示してあります。でもなんだか理科室臭いなぁ。

次は火山博物館にきました。ここには三原山をはじめ、世界中の火山爆発の写真などが展示されています。

博物館を見終わって、元町の近くにある定食屋さんで昼食をとることにしました。

じゃ〜ん、「くさや定食」に挑戦! でもくさ〜い、すげ〜くさい。むぐぅ、しくじった。

元町から岡田港に向かいます。いよいよ最後の移動です。

ここにはサイクリングロードがあって快適に走れます。

溶岩で出来た防波堤?

晴れているけど、三原山のてっぺんには雲がかかってます。昨日はあそこに泊まったんですね。



おもしろい。




トンネルの向こう側に急勾配の坂が見えます。マジか!?

坂を登りきると、牧場「ぷらっとハウス」がありました。

モー


ぷらっとハウスでは牛乳やソフトクリームが食べれます。

ソフトクリームおいしー

ソフトクリームを食べて出発! 大島灯台が見えます。

スタート地点に戻ってきました。これで伊豆大島1周完了です!やったぜ!

船の時間まで泳ぐことにしました。海パンも持ってきといたからばっちり。

岡田港の近くにある砂浜には無料のシャワーと更衣室がありました。

今回も頑張ってくれたパシフィック。帰ったらメンテしなきゃね。

日に焼けて赤くなったメンバー。風呂が辛いだろうなぁ。

編集後記

今回は伊豆大島を時計回りで回りました。地元の人(タクシーのおっちゃんや叔父さん)の 話では、「逆時計回りに回るともっと厳しい!」そうなのですが、時計回りでも充分に 辛いコースでした。おがらは辛いライドのことを「ツライド」と呼んでいますが、今回は、 ツライド3に任命されたほどです。特に岡田港から波浮港の間はかなり消耗します。 また、この間にはほとんど自動販売機やお店がないので水分を買い込んでおくべきです。

次に今回使ってみたアイテムについてですが、ガーミン社ハンディGPS eTrex Legend日本 語版は、マップデータの制度もなかなかいいかんじでした。それにかなりの数のポイント データが登録してあり、地名検索以外にもジャンル検索が可能ですし、距離の近い順に アトラクションや宿泊施設を表示することも出来ます。方向音痴のおがには大助かりでした。

シマノSPDサンダルも今回初使用ですが、普通のサンダルよりもホールド感がよくて ちゃんとSPDとして機能します。あとはデザインとカラーが選べればなぁ。

最後に大島の印象ですが、特に海がきれいでした。今回は平日に行ったので、しまっている トコもありましたが、見る場所は多いと思います。さすが観光に力を入れているだけありますね。

走行距離: 60km ・・・ 50km(7/5) + 10km(7/6)
食べた物: ベッコウ丼、椿フォンデュ、くさや定食・・・etc。
交通費: 東京客船 久里浜港 〜 伊豆大島 \7,300(船代+自転車 / 往復)
大島温泉ホテル: 1泊(2食付) \9,000〜 ※人数やグレードにより変化
使用チャリ: プジョー Pacific18改
その他: GPSの走行ログをダウンロード